将来景気が良くなると思う人

将来景気が良くなると思う人は、住宅ローンの借り入れ時には固定金利を選択することをおすすめします。


景気が良くなると、企業は設備投資等のために、借り入れを増やそうとします。景気がいいため、多少金利が高くなったとしても借り入れを増やそうとします。そのため、景気がよくなると一般的な金利水準は高くなってくるのです。


もちろん、一般的な金利水準が高くなるにつれ、住宅ローンの金利も上昇していきます。

景気回復

つまり「景気が良くなる」→「金利水準が上がる」→「住宅ローンの借り入れ金利が上がる」という関係になることが多いのです。


ところで、今のうちに固定金利を選択して、住宅ローンの借り入れをしておけば、将来金利がどんなに上昇しようとも、金利上昇により支払額は変わりません。

そのため、将来景気が良くなると考えている場合には、今のうちに固定金利の住宅ローンを借り入れておいたほうがいいのです。


もっとも、今、大部分の人は「将来景気が良くなる」と思っているため、現在の固定金利の水準も、それを織り込んでやや高い金利となっています。

そのため、単に景気が良くなるというだけでなく、「皆が思っている以上に景気が良くなった」場合に、固定金利を選択してほうが得になるのです。


なお、固定金利で住宅ローンを組むのならば、金利・手数料が相対的に低いフラット20、フラット35がおすすめです。